希死念慮
私は不登校になってから、自殺を考えるようになった。
不登校になってから、父と祖母(父方)に「はやく学校に行け!」など厳しいことを言われるようになった。
今となっては、私が不登校になった際に父と祖母(父方)が厳しく言ってきたのは、心配からくるものだとわかるが、当時の私は、学校に行かないことへの自己嫌悪や病気に対する不安など、さまさまな要因に悩まされていたため、父や祖母(父方)の言葉の裏を読み取る余裕はなかった。むしろ、その言葉をそのまま受け入れ、ますます自分を責めるようになった。
両親が私とは関係のないことで喧嘩しているとき、私が学校に行かないせいで喧嘩しているのだと考え、自分を責めるようになった。
自己嫌悪に陥り、自分は存在する価値がないと感じて、死にたいと思った。
両親がいない時に、台所で包丁を手に持ってお腹に当てたが、怖くて刺すことができなかった。
包丁を元の位置に戻し、家族に気づかれないように声を抑えて自分の布団で泣いた。
カウンセリングを受けてはいたが、医者にはなんと言われるか怖くて、自殺願望については話すことができなかった。
何度か自殺をしようとしたが、いつも怖くて最後までできなかった。
ある時、親に死にたいと打ち明けた。
すると、親は「そんなのみんな一度思ったことがあるよ」とあしらわれた。
誰しも死にたいと思うことはあるだろうが、実際に行動に移す人はあまりいないと思う。
私の考えと家族の考える"死にたい"への重さが違うと、この時にわかった。
私は家族に自殺についての相談は無意味だと思い、この事については話さなくなった。
それでも、死にたいと思う気持ちは変わらず、苦しくなったときに死のうとするが、結局怖じ気づいて諦める。
三兄に「H、そんなことはしないでくれ!」
と泣きながら説得されたこともあったが、私には全く響かなかった。
死にたいと思い始めた頃は、もし自分が自殺をしたら家族が近所の人に嫌な目で見られたり、借家だから大家にお金を払わなければならないなどいろんなことが頭をよぎって、思いとどまることができた。
初めは自己嫌悪から自分は存在する価値がないと感じていた。
しかし最近では、周りのことがどうでもよくななり、とにかく逃げ出したいと強く思うようになり、自殺を考えるようになってしまっている。
最近、首を吊ろうとしたけれど、思いとどまった。
しかし、首に跡が残ってしまい、家族に気づかれ、三兄には怒鳴られ、両親にはそんなとはしないでと言われた。
もしまた死にたいと思ったら心療内科にでも行くよと親と約束した。
楽しいことをしている時でも、頭の片隅に死にたいという気持ちが存在し続けてしまう。
先のことはわからないが、一生付き合っていく物なのかなと思い始めている。
(まるでパワプロくんの爆弾のように
俺の目の前にもダイジョーブ博士が現れて希死念慮を取り除いて欲しい…)
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