引きこもり生活の始まり「逆流性食道炎」

私が引きこもりになった主な原因の一つに「病気」があります。
人間関係も理由ではありますが、今回はまず、私の人生を大きく変えた病気の話をしようと思います。

1.何気ない日常

小学4年生の3学期、私は2度ノロウイルスに感染しました。
それにより胃腸の働きが崩れ、逆流性食道炎を患いました。

1度目の感染から1週間ほどで回復し、登校したその日にまたかかってしまいました。

覚えているのが、2度目の感染の日のことです。

朝、友達と話をしていると、クラスメイトの女の子Aが真っ青な顔して教室に入ってきた。

彼女の友達Bや先生が「Aちゃん、大丈夫?」
「保健室行く?」と周囲が心配していたが、Aはそのまま授業を受けていた。

授業中、先生が黒板から振り返って「Bさん、袋!」と叫んだ。
Aの斜め後ろの席だったBは授業に集中していたためか、なんの事かわからず、Aが教室の床に嘔吐した。 

未だに疑問に思うのが、何故先生はAにエチケット袋を渡さなかったのか、Aに渡していたが気持ち悪すぎて咄嗟に手で口を押さえたために袋に手を伸ばせなかったのか? 私はA、B、先生がなんと話していたのか知らないので真相は闇の中...

私の席はAの2つか3つ後の席だった。
席から横に体を出すとAの吐瀉物が見えた。

授業は中断され、AとB、先生以外は廊下に出された。
廊下で私は友達と
「Aの朝飯、絶対シチューだぜ!だってゲロの中に人参とじゃがいもみたいなの見えたもん!」
「マジかよ(笑)」
と何気ない会話をしていた。
今となっては、こんなこと言ってるからバチが当たったんだろと思ってます。

吐瀉物の処理が終わりAは保健室へ
授業が再開され、いつも通りの学校生活を送り帰宅。

2.悪夢の始まり

その日の夜から腹痛と吐き気が襲い、次の日に近所の個人病院に診察へ
ノロウイルスと診断され、1週間ほどでまた治るだろうと思っていたが、日が経っても良くならない。

それから週に2日ほど個人病院に通い、いろんな薬を試したが良くならず、1カ月が過ぎた頃、紹介状を書いてもらい地域の総合病院でエコー検査やX線検査などを受けたが、原因がわからなかった。

最終的に全身麻酔で胃カメラをした。
麻酔から覚め、母親に写真を見せてもらったら、胃の壁の一部が炎症していた。

逆流性食道炎と診断された。

3.原因が分かっても変わらず引きこもりに

地域の総合病院には3カ月ほど通院したが、体調が良くならず、また紹介状を書いてもらい国立の総合小児病院に通うことに。

そこでは、2回目のノロウイルス感染から不登校になったため、「精神的な問題があり、学校に行かないのではないか」と担当医に言われ、消化器内科だけでなくカウンセリングや心療内科などにも通うことに。

カウンセリングでは箱庭をして、自分な話などを聞いてもらっていた。

病院以外にも学校のカウンセラーとも面談をしていたが、アドバイスをくれるだけで現状は何も変わらなかった。

この事からいまだにカウンセラーという者に対して少し不信感を抱いている。

国立の総合病院へは1カ月に1回通院し、2週間ほど検査入院したりもしました。

検査入院での最初の1週間目で両親が帰った後、とても寂しくなり、病室で一人声を殺して泣いていた。

平日は2日に1回、母が洗濯物を回収しに来てくれていたが、やはり別れの時になると、悲しくなり、泣いていた。

母には「お腹が痛くて泣いている、少しすれば治まるから先生を呼ばなくていいよ」と恥ずかしくて嘘をついていた。

引きこもり不登校になってしまったが、4年ほど通院して、消化器系は良くなり、精神的なものは特段問題は無いと診断されました。

4. 3年間、飲み続けた薬

副作用による成長への影響を考え、効き目の強い薬は避け、3年間毎日、「漢方3袋と錠剤4錠」を朝昼晩の食後に飲んでいた。

【服用内容】
  • 漢方 : ツムラの顆粒 (3袋)
  • 錠剤・カプセル (計4錠) :

  ・胃酸を抑えるカプセル (1錠)

  ・胃腸薬 (2錠)

  ・起立性調節障害の薬 (1錠)


この漢方が苦くて苦手だった。

袋タイプのオブラートに包んで飲んでいたが、漢方が3袋もあるので2回にわけて包まなくてはいけなかった。

正直、朝なんかは薬だけでお腹いっぱいになっていた。

5.おわりに

現在は通院していません。

逆流性食道炎になってからは食の好みが変わりましたが、今では日常生活に支障は無いです。

食事を摂っても具合が悪くならないようになったのはとても嬉しいことです。
ですが、変わらず引きこもりではあります。

いまだに引きこもりである理由としては、長年の引きこもり生活によって、物事の考え方などを悪い方に考えてしまい、気分が落ち込んでしまうという悪循環に陥っています。

精神的な面では、当時よりむしろ今の方が苦しいと感じることもあります。

この経験を笑い話には昇華できませんが、「他の人が経験できなかったことを経験した」と少しでもプラスに考えるようにしています。
この経験から得た何かをプラスに自分の人生に扱えたら良いのに…と思いますが、何も思いつかないのが現状です。

「あの時、手洗いうがいをちゃんとしていれば、こんな人生にならなかったのかなぁ…」なんて少し思ったりしています。

ちなみに病気なってからは、潔癖症気味になりましたが、今はそれほど汚れに囚われてはいません。
それでもお手洗い後に毎回、手を洗うようになりましたが…(これは良いことだと思っている)

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