父への嫌悪感
私は父に対して少し嫌悪感がある。
生まれたときから父が嫌いだったわけではない。
むしろ、私が小さい時はよく甘やかされていた。
私が幼稚園児の頃は父の膝の上で夕食を食べていた。
ある日、私が食べ物で遊んでいると、父が「H、食べ物で遊んではいけないよ」と優しく注意した。
その時、私はムッとして牛乳を父に向けてかけた。
兄たちは、父は怒りっぽい人だと知っていたため、私が牛乳をかけたことでテーブルがひっくり返ると思い、慌ててテーブルを押さえていたらしい。
しかし、父は手拭きで顔を拭きながら「H、食べ物を人に掛けてはいけないよ」と優しく注意して終わった。
兄たちは、父が怒らなかったことに驚いていた。
不登校になってから、毎晩夕食の時間に父と祖母(父方)から「早く学校へ行け!」「サボるな!」「具合が悪いなら治るまでずっと入院してろ!」等言われてきた。
この時に父と祖母(父方)に対しての嫌悪感と恐怖心が湧いた。
両親とカウンセリング等を受けてからは、父が私に刺々しい言葉を言うことはなくなった。
その後、父に対しての恐怖心は無くなったが、未だに嫌悪感は少し残っている。
平日、父が内職で家にいると不快に感じる。
父が居間にいると、あえて自室で寝続けて過ごすようにしてしまう。
特に何か言われることはないのだが、昔のトラウマなのか、顔を会わせないようにしてしまう。
(休日なら問題なく会話できるのだが…)
父と二人きりでいるのが苦手というわけではない。
中学生の頃は、よく二人で釣りに行っていた。
会話をしながら釣具の準備し、釣りを楽しんでいた。
会話がぎこちないなどはなく、こんな感じだった。
H「今日は寒いね」
父「着込んできて正解だった」
父「今日は何匹釣れるかな」
H 「数よりなんかデカイ魚釣りたいな!」
といった普通の会話をする。
(父が先に釣れると、釣れた魚を見せびらかしてくるのは今でも少し腹が立つが…)
父との楽しい思い出はたくさんあります。
電動アシスト自転車を購入したばかりの頃、2人乗りをして少し遠出をした際、帰り道にバッテリーが切れてしまい、二人で自転車を押して帰ったことなどもありました。
また、病気になり引きこもりがちになっていた私を心配して、旅行に連れていてもらったこともありました。
(この時、初めて新幹線に乗った)
年々、父に対しての嫌悪感は薄れてきていると思います。
最近では、父と一緒にお酒を楽しみながら、楽しいひとときを過ごすことも増えました。
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