ショート動画に騙される

1日のほとんどをYouTubeを見て過ごしている私。

暇つぶしにダラダラと眺めているショート動画には、事実と異なる内容が含まれていることが多いです。

今回は、私がショート動画の「フェイク」に騙された話をしようと思います。

1.暇つぶしに眺めるショート動画

基本的にはお気に入りチャンネルの更新を楽しみにしているのだが、動画の更新は大抵1日1本。

暇だが何もしたくない私は、暇をつぶすために、普段なら全く興味が湧かないような動画をダラダラと流し見したりもする。

その興味のない一つがショート動画だ。

海外動画を翻訳してツッコミを入れたりした動画や動物系の動画など、多種多様な動画がおすすめに表示される。

そのショート動画には、嘘の情報や複数の動画をつなげて感動的に仕立て上げたものがある。

2.嘘っぱち動画の蔓延

私が見たことあるのは「オスライオンが自分の死期を悟ると自ら墓穴を掘る」という動画。

実際には狩りの様子を部分的に切り取ったものに、お涙頂戴の嘘タイトルをつけた動画。

当時の私は「野生動物にも崇高な死生観があるんだな」と、その心に響くストーリーを信じたくなってしまったのだろう。

だが実際は、単なるオスライオンの生活サイクルの一部に過ぎなかった。

動物保護系の動画も事実と異なるものが蔓延してる。
保護された個体と、その後の元気になった個体が全く別物だったり、飼い主が別人だったり。

似たような別動画を繋ぎ合わせ、字幕で「ハッピーエンド」に仕立て上げただけの嘘っぱち動画が溢れている。

最近では、生成AIを使ったフェイク動画も存在する。
「夜中、野生動物が庭のトランポリンで遊ぶ様子を監視カメラが捉えた」という動画を見たが、私は初見で生成AI動画だと見抜けなかった。

こうした動画には、テロップが機械翻訳のような不自然な日本語になっているという共通点もある。

3.嘘を広めて赤っ恥をかく

嘘動画を見るだけなら実害はないので構わないが、最近はショート動画に対して少し嫌悪感を抱くようになった。

というのも、嘘動画を信じて赤っ恥をかいた出来事があった。

ある時、酔っ払っていた私は、母に「オスライオンって自分の死期を悟ると墓穴を掘って終活するらしいよ」と嘘の情報を自慢気に話してしまった。

多分、母も酔っていたのでそんなこと覚えていないと思うが、後にそれがデマだとを知ったとき、私は赤っ恥をかいた。

4.「無防備な脳」に侵入する情報

ネットの情報をすべて信じるのは良くないと分かってはいる。

しかし、興味がある分野なら真偽の見分けもつくが、暇つぶしに見ている程度の動画をわざわざファクトチェック(事実確認)しようとは、まず思わない。

そもそも、知識が欲しくて見ているわけではなく、ただぼーっとしているだけ。

だが、その何も考えていない無防備な状態は自分の意志と関係なく、情報が脳に入り込んでしまうのかもしれない。

食事中に流れているテレビ番組の内容が、意識していないのに妙に記憶に残っていることがある。

学生時代、「勉強は何回も復習しないと定着しないのに、なぜどうでもいいテレビの情報はすぐに頭に残るんだ?」と疑問を抱いたこともあるが、ショート動画もそれに似ている。

「人生に役に立たない嘘」ならまだ笑い話で済む。

だが、嘘の情報で人の感情を悪意を持って煽るような動画が今後出てくるかもしれないと思うと、娯楽であるはずの動画視聴が、気軽に楽しめなくなるのではないかと危惧している。

気軽に見られるはずのものが、いちいち「疑い」から入らないと真に楽しめなくなるのは億劫だ。

いくら暇人とはいえ、興味がない分野でそんな面倒なことはしたくはない。

5.おわりに

ショート動画は、情報を鵜呑みにするのではなく、右から左へ受け流すくらいが丁度いいのかもしれない。

皆さんも、騙されないように気を付けてショート動画を見よう。

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